当研究室は,国内・海外からのポスドク,大学院生,研究生を歓迎します.まずは,お気軽にご連絡ください.
はじめに
当研究室は,2018年に発足した比較的新しい研究室です.私たちは,実験力学を基盤として,力学現象を「見える形」にするための新しい計測技術の開発と,その応用展開に取り組んでいます.同時に,役立つ技術を生み出す工学的視点だけでなく,観察された現象の背後にある本質を理解し,新しい学理を見いだす科学的視点も大切にしています.
実験力学とは,材料力学や流体力学など,機械工学の基盤をなす力学現象を,実験と可視化を通して直接的に捉え,理解する学問分野です.その対象は,原子・分子レベルの微細構造から大型構造物,さらには宇宙スケールの現象まで広がり,材料科学,医学,生物学,土木・建築学などにも応用されています.
私たちの研究室では,特に医学・生物学・材料科学への応用に力を入れています.細胞,医療チップ,ナノ・ソフト材料,金属材料などに潜む「見えにくい力学」を可視化し,生命や材料に関わる現象の理解を深めるとともに,新しい計測技術や医療・産業応用につながる研究を目指しています.
実験力学でひらく,生命・医療・材料の未来
細胞,スフェロイド(細胞塊),細胞外基質(ECM),医療チップなどを対象に,生命・医療に関わる力学現象を可視化し,理解する研究を進めています.顕微鏡観察,画像計測,力学解析を組み合わせ,変形,力,流れ,物質輸送といった「見えにくい力学」を明らかにします.
金属,高分子,ハイドロゲル,生体材料などを対象に,材料が変形し,損傷し,破壊に至る過程を可視化する研究を進めています.DIC,DVC,顕微鏡観察,X線CT,力学試験を組み合わせ,材料内部や表面に現れる「見えにくい変化」を捉え,強度評価や破壊機構の解明につなげます.
ナノ粒子,高分子ゲル,ハイドロゲル,機能性ソフト材料などを対象に,材料の硬さ,変形,粘弾性,界面現象,物質輸送を力学の視点から理解する研究を進めています.DDS(ドラッグデリバリーシステム),診断,組織工学,医療デバイスへの応用を目指し,材料の力学応答を医療機能の設計へつなげます.
私たちは,実験力学を基盤として,マイクロ・ナノスケールで生じる目に見えにくい力学現象を可視化し,その背後にある本質を理解することを大切にしています.細胞,医療チップ,ナノ・ソフト材料,金属材料などを対象に,画像計測,顕微鏡観察,力学試験,数値解析を組み合わせ,変形,損傷,流れ,力,物質輸送を明らかにします.そして,精密な計測技術を開発する工学的視点と,新しい学理を見いだす科学的視点の両方から,生命・医療,材料科学,産業技術に貢献する新しい研究領域の開拓を目指します.
2026年度メンバー
